新刊『インテグラル理論』 発売開始のお知らせ

  • 2019.06.15 Saturday
  • 17:03

 

 

 

訳書出版のお知らせです。

 

ケン・ウィルバーの著書の邦訳

インテグラル理論:多様で複雑な世界を読み解く新次元の成長モデル

(ケン・ウィルバー著, 加藤洋平 監訳, 門林奨 訳, 日本能率協会マネジメントセンター)

が本日出版されました!

 

全国の書店にて、あるいはAmazonや楽天でも、お買い求めいただけます。

 

 

 

<書籍紹介(ブログ版)>

近年、日本でも、成人以後の発達理論に対する関心が高まりつつあります。ロバート・キーガンの邦訳書や加藤洋平氏の著作を初めとして、最近では『ティール組織』の売上が7万部を突破するなど、新たなモデルに対する需要は増加しているようです。

 

実際、『ティール組織』の理論的基盤にもなっているのがケン・ウィルバーの創始したインテグラル理論であり、そのインテグラル理論への格好の入門書と言えるのが本書『インテグラル理論』です。

 

本書を通して、段階という見方についての理解を深められるのはもちろん、ひろく社会や世界、自然や文明との関わりについても、根本から意味を問い直すための壮大な手がかりを得ることができるでしょう。


 

また、心理や霊性の領域に関心をもっている方で、「昔のウィルバーはよく知っているけれど、最近のウィルバーが何を言っているかはあまり知らない」という方にも、是非ともお読みいただきたい本となっています。

 

「誰もが真実のかけらをもっている」というインテグラル思想の大原則が最も豊かに表現されているのが本書であり、単に「インテグラル理論」を紹介するだけでなく、そもそも「統合的(インテグラル)」であろうとすることの意義を、深く伝えてくれているからです。


 

なお、注意点として、本書は全く新しい原著の訳書というわけではなく、以前に『万物の理論』として邦訳された書籍の新訳版であるということがあります。

 

しかし今回の訳書は、日本語として読みやすく、かつ、原文の微妙な意味合いも伝わる文章になることを重視して、一から全面的に訳し改めたものであり、さらに、旧訳版にはない複数の図表(計8個)や多数の訳注、監訳者による序文と解説(と私の訳者あとがき)も追加されています。

 

加えて、出版社が「日本能率協会マネジメントセンター」となっていることからも想像されるように、ウィルバーの書籍としては異例の「ビジネスパーソン向け」仕様となっており、編集や体裁が今までのウィルバーの書籍とは一味違うものになっていることがわかるかと思います。

 

このような理由から、旧訳版を読んだことのある方にも、原著を読める方にも、新たな気づきや発見をしていただける本になったのではないかと思っており、そうした方々にも、本書を「創造的復習」のつもりでご一読いただけましたら幸いです。


 

<本書目次>

第1章:私たちはどこへ向かっているのか 〜現代の発達心理学の視点より〜

第2章:発達とは何か 〜自己愛とケア――発達の本質と現代社会の病〜

第3章:インテグラル理論とは何か 〜統合的ヴィジョンの概要〜

第4章:宗教をどう考えるか 〜「瞑想の科学」としてのスピリチュアリティ〜

第5章:インテグラル理論を活用する 〜現実世界への応用――ビジネス、医療、政治、教育など〜

第6章:多種多様な世界観を結び合わせる 〜世界観のメタ分析〜

第7章:自分自身を変容させる 〜統合的実践を始めるために〜